地域の人を大切にしている電器店〜大手量販店やネット通販との差別化

昔から続けて来た地域の人とのコミュニケーションを大切にした商売を、移り住んで来た新しい住民の方々にも知って頂いて、お店をご利用いただきたい。

という街の電器店のホームページ制作をご紹介いたします。

新旧が交わりきらない街

古くから営業している商店と、新しく出来たチェーン店。昔ながらの一軒家と、新しく建った高層マンション。

昭和と平成が混在し発展している街に見えるけど、実際には新と旧には見えない壁が存在し、どこかドライに感じてしまう日常。そんな街にある電器店は、家電量販店やインターネット通販サイトの格安攻勢に押されながらも、地域の方々に頼られて商売を続けています。

激安家電量販店と戦う気はないし、そもそも勝てるわけがないので、そこは求めていない。でも新しく街に移って来た人々には、お店を知ってもらいたい。コミュニケーションを大切にし、安さ以外ではお客様にご満足いただけるサービスを提供する自信がある。

ただ、どうやって認知してもらえるのか。ホームページを自分で作ったものの、アクセスもほとんどなく手詰まり状態である。

というお話でした。

価格競争、販売者側の負担が大きい

ネット通販における動向もよくご存知で、1円でも安いものを求めてくる人に対しての商売になると、最終的には資金のある大手にお客様が流れるのは当然であるし、仮に目玉商品を用意したところで送料や梱包の負担が大きくのしかかるし、1回限りの購入で終わってしまうので目指している商売には繋がらない事までご理解されていました。

ホームページでクーポン発行も試したものの、特典内容にお客様が魅力を感じにくくて利用する必要性を与えられなかったり、特典だけ受けられて1回限りでおしまいとなってしまい、コストのみがかかっている状況です。

製品を売ることを辞める

ホームページでは「家電製品を売る」ことは一切辞めて、「お店そのもの」を売り込むホームページにシフトしました。

お客様が「家電を購入する」こと以外で電器店をご利用いただく部分をクローズアップし、そのサービスを必要としてくださる方々をターゲットとしました。

その中にはずっと地元で生活して来た方もいれば、地方から上京してきてワンルームマンションで暮らす若者もいます。安く買えればいい時は大手量販店のホームページで購入されるのは仕方がない。しかし、少しでも安さ以外の何かを同時に求めている時には、大手量販店から依頼を受けた下請け業者ではなく、地元のお店をご利用いただきたい。

そのような願いを込めて、ホームページを変えていきました。

反応・反響・効果

ホームページを見た人が、申し訳なさそうに問い合わせをしてくる

そんな奇妙な現象が見受けられるようになりました。問い合わせをする側の心理からすると「大きな買い物は他のお店を利用しているのに、こんな小さなことを頼むのは申し訳ない」と思うようです。

もちろん、喜んでご相談にのってご依頼をお受けしていきます。すると次第に大きな買い物の相談もいただけるようになっていきました。帰宅途中にお店に寄って、美容家電の消耗品を買いながら今日1日の出来事を楽しそうに話してくれる若い女性・・・店主の求めていた商売の姿がありました。

アクセス数も売上額も、家電量販店や大手ネット通販サイトの足元にも及びませんが、地元の人に愛されているという点では決して劣っていないことでしょう。